科学、本、映画の魅力をつぶやく ph-ガリレオ

科学、映画、本を紹介するブログです

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ダークマター(暗黒物質)が東大入試に出題される!

2020年の国公立二次試験が今日で終了しました。 今日からは、毎日物理の入試問題を解くことになります。楽しみでもあり、精神力がいる日々が始まります。 そこで、今現在ネットにアップされている大学の入試を片っ端から見ていくと… 大阪大学では、重力波観…

幸福を手にいれるのではなく、不幸を避ける

『Think Smart』という本を読んでいます。 この本の初めに、こういう話が出てきます。 ローマ法皇がミケランジェロに「ダビデ像をどうやって作ったのですか?」と問います。 ミケランジェロは「ダビデでないものを除いた」と答えました。 この問答の解釈は、…

バナナと万有引力定数とのつながり,キャベンディッシュ?

短編ミステリー小説『妖し(あやし)』というタイトルからして、あやしい本を読んでいます。 その作品の中に、米澤穂信さんの「わたしキャベンディッシュ」というものがあります。 この作品はバナナを題材としたミステリーとなっているのですが(中身は読ん…

大陸移動説の証明はナチスドイツが原因?

皆さん、地学についてどれだけの知識をお持ちでしょうか? 高校での地学の履修率は現在では、5%となっています。 若い人では、地学の知識が中学生止まりとなっているのが現状です。 かく言う私も、地学については自信がありません。 しかし、東日本大震災を…

あなたには黙秘権があります

アメリカの刑事物の映画を観ていると次の場面をよく見かけます。 警察が容疑者に、 「1.あなたには、黙秘権があります。2.弁護士の立会が可能。3.供述が不利な証拠となる可能性がある。4. 経済的事情によっては、国選弁護人を雇うことが出来る」 最近の日本…

行き先階の釦を押してください

先日、少し古いエレベーターに乗ったとき、タイトルの表示がありました。 最初は「釦?」となりましたが、文脈から「ボタン」とわかりました。カタカナでしか見たことがなかったので、一瞬戸惑いました。 そう思っていると、紳士服の広告でも「3釦スーツ」→…

ブラックホールに吸い込まれると?

ブラックホールのサイズは大きく2つあり、軽量級(太陽の30倍以上の重たい星で出来たもの)、重量級(太陽の100万倍から100億倍)があります。 軽量級のブラックホールの場合は、吸い込まれる際に頭と足先の引力差(潮汐力)で引き延ばされスパゲティー状に…

‪天王星はとんでもない星?‬

天王星の特徴には大きく二つあります。 第一の特徴は、高い気圧で大気中のメタンがダイヤモンドに変わって、雨のように降っている。(目に見えないくらいの小さい粒) 天王星の内部には、大量のダイヤモンドが降り積もっている可能性もあり、行ってみれば一…

ホラー映画、小説『シライサン』

※少し過激なシーンの描写があるので注意してください。小説 シライサン (角川文庫)作者:乙 一出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019/11/21メディア: 文庫 2020年1月に映画化されたホラー小説『シライサン』を読みました。 乙一氏の作品でしたので、気になっ…

犬が怖いものは人間も怖い?

道を歩いていると、犬の散歩をされている方をよく見かけます。 その犬を見ていると、側溝の上にかけられた鉄格子(グレーチングというそう)を必ず?避けて歩いています。 私自身も、側溝を通るときは犬のようにグレーチングを避けて歩いています。 グレーチ…

建国記念日でなく、建国記念の日?

建国記念の日は「何の日」ですか?と聞かれたら答えられるでしょうか? 私自身も、正直怪しいです… そこで、調べてみると意外な事実を発見しました。 海外では独立記念日や革命記念日などがあります。 アメリカの独立記念日は、英国から独立した1776年7月4日…

重力の不思議②

重力が遥かに弱い理由。それを説明する方法は以下の通りです。 重力は我々には感知出来ない他の次元に染み出しているのではないか… それを我々の3次元で捉えるから、見かけ場、重力の大きさが小さくなっている? それに加えて、現在の素粒子は17種類も発見さ…

重力の不思議①

身近にあふれる重力ですが、その正体は未だに大きな謎です。 この謎が解明出来れば、ニュートン、アインシュタインと並ぶ歴史的大科学者になれること間違いなしです。 重力の最大の謎は、その力が非常に弱いことなんです。 重力がいかに弱いかという簡単な実…

電車のガタンゴトン減少

ある人と話をしていて、面白い話を聞きました。 「最近、電車で走っているときにガタンゴトンという音が減りましたよね?」 私は最近電車に乗る機会がめっきりなくなったので、正直そうだったっけな?…と思いながらも調べてみました。 レールは、夏や冬に伸…

強い雨で窓掃除や洗車をする?

「網戸に洗剤をつけて台風の暴風雨にさらせば掃除できる」というつぶやきがTwitterで話題になったことがあったようです。 私も、面倒くさがりなので、洗車も雨に任せたら楽だな、とつい思ってしまいます。 これ、実際にはどうなのでしょうか? 実際にはNGで…

抗生物質の正しい知識

Newton(ニュートン) 2020年 03 月号 [雑誌]作者:出版社/メーカー: ニュートンプレス発売日: 2020/01/24メディア: 雑誌 寒いこの時期になると風邪が流行ります。皆さん、体調はいかがでしょうか? さて、風邪で鼻水、咳が酷くなったときに病院に行ったとしま…

リーマン予想?

Newton別冊『天気と気象の教科書』 (ニュートン別冊)作者:出版社/メーカー: ニュートンプレス発売日: 2019/03/18メディア: ムック 年末になると購入者が溢れる宝くじ売り場。 今回の予想番号は?と宝くじに群がるサラリーマン。名付けて(サラ)リーマン予想…

チャンスは準備された心にのみ降り立つ

新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか (小学館新書)作者:福岡 伸一出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/05/31メディア: 単行本新版 動的平衡: 生命は自由になれるのか (2) (小学館新書)作者:福岡 伸一出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/10/03メディ…

SF映画史を塗り替える超大作

インターステラー [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2015/11/03メディア: Blu-ray 皆さん、年末年始に映画鑑賞はできたでしょうか? 私は、以前から気になっていた「インターステラー」という作品を見まし…

オリオン座の星が欠ける?

オリオン座を作る一等星のベテルギウスが、超新星爆発を起こす前であるかもしれないとのニュースを目にしました。 そのベテルギウスが前年の昨年10月から暗くなっているのだそうです。 ベテルギウスの寿命は1000万年と推定され、現在誕生から900万年経ってい…

私たちの体重の98%は運動エネルギー

アインシュタインは一体何をした人なのでしょうか? アインシュタインの功績の一つにE=mc2乗という式の発見があります。 この式は、質量とエネルギーが同じという式です。 ??となりますよね。 具体例を挙げます。エネルギーを持っている物体はそれだけ重…

マスク売り切れ続出!?

新型コロナウイルスの流行によって、マスクが飛ぶように売れています。 近くの店でマスクが売れに売れています。殆ど品切れ状態となっています。これは、ウイルス流行による特需もありますが、違う側面もあります。 それは、マスクを買い占め転売する転売ヤ…

日本の国土の半分焼失!?

昨年の8月から今年の1月現在にかけてオーストラリアで森林火災が相次いでいます。 その期間に焼失した森林面積が何と日本の国土の半分!!というのですから驚きです。 原因として考えられるのが、地球温暖化による気温の上昇だそう。 平均気温が平年より1.52…

白亜紀の大量絶滅生き残ったのは…?

チバニアンの登録によって、地質時代の新聞記事が少し増えた気がします。今日は、恐竜が絶滅し、哺乳類などが生き残った理由について書きたいと思います。 今から6600万年前の白亜紀(フランスのドーバー海峡の岸壁が真っ白いことに由来)に生物の大量絶滅が…

健康トイレ

日経新聞に面白い記事が載っていました。 「進化するトイレ」というタイトルで、便座に座ると疲労度を自動で測定してくれるというのです。 一度座ってみたくありませんか? 神奈川県にある海老名(えびな)サービスエリアのトイレにその健康トイレがあるよう…

地球史に日本地名の名前刻む

「チバニアン」という言葉をご存知でしょうか? 約77万4千年ー約12万9千年前の地質時代を発見された地層の場所、千葉県にちなんで「チバニアン」と国際的に命名されました。 地球の歴史は、生物の大量絶滅や気候変動で分けられています。恐竜が生息していた…

インフルエンザは1m以内でしか感染しない?

科学雑誌『ニュートン』の記事に、インフルエンザ感染リスクについて書かれていました。 密室状態では、どこにいても飛沫感染でインフルエンザに感染しやすいと思っていました。しかし、… インフルエンザウイルスは感染者の咳やくしゃみに含まれる唾液、粘液…

パラサイト

「パラサイト」という映画が人気だそうで、周りからも薦められたので見に行ってみました。 最初から引き込まれ、ストーリーも非常に面白かったです!人気な訳ですね! 韓国映画で、舞台は韓国の経済的に困窮している4人家族の話です。 その家族は、半地下に…

亡くなった人の原子は循環する

池内了さんの『なぜ科学を学ぶのか』という本を読んでいます。その中に、非常に興味深い話がありました。 人は亡くなると、火葬され灰になります。灰になった後、全ての原子が空気中に拡散するとします。その後、空気中の原子は雨に打たれやがて海に流れ込み…

安心、安全に潜む脅威

店の支払い、情報の検索、電話など身の回りのあらゆることを支えるスマートフォン。 今の日本で、高校生以上の年齢でスマホを持っていない人を探すことの方が難しくなりました。 安心、安全を担保するスマホですが、もし落としてしまったら… そんな状況を再…