ホラー映画、小説『シライサン』
※少し過激なシーンの描写があるので注意してください。
2020年1月に映画化されたホラー小説『シライサン』を読みました。
乙一氏の作品でしたので、気になったので一気読みしました。
ある大学生の友人同士の2人(香奈、瑞紀)がカフェで話しをしていると、香奈が窓ガラスに向かって急に怯え出す…
瑞紀からは何も見えないが、香奈には見えており、何かが徐々に近づいている様子…
そして、香奈は悲鳴を上げて眼球が破裂し、心臓発作で急になくなります。
全く意味不明な亡くなり方に、瑞紀は困惑する…
しかし、あるキッカケから同じような亡くなり方をしている人が何人かいることを突き止める。
どうやら、ある怪談話を聞くと呪われ、シライサンという女が徐々に近付き、触れられると眼球破裂と心臓発作で亡くなることが分かってきます。
読んだり、見たりすると呪殺される作品は『リング』を彷彿とさせます。
そして、シライサンの正体を探っていくと、過去の歴史と関係してくる。
最近のジャパニーズホラーはこの傾向が強いようの気がします。
『犬鳴村』、『ぼぎわんが来る』などで登場する霊媒師比嘉姉妹シリーズの澤村伊智氏の人気作品も共通する展開となっています。
読後、鑑賞後に嫌な後味を残すホラーを楽しみたい方は挑戦してみてください。