ダークマター(暗黒物質)が東大入試に出題される!
2020年の国公立二次試験が今日で終了しました。
今日からは、毎日物理の入試問題を解くことになります。楽しみでもあり、精神力がいる日々が始まります。
そこで、今現在ネットにアップされている大学の入試を片っ端から見ていくと…
大阪大学では、重力波観測に関係するマイケルソンモーレーの実験が出題されています。光速度不変の原理を証明した実験でもあります。
東京大学は原子分野に絡めてダークマター(暗黒物質)が出題されており、何てオシャレな出題だろうと感心していました。
ダークマターは何かと言うと、まだ正体が分かっていないが重力は持つという物質です。
地球は太陽の周りを、太陽は銀河系の周りを超高速で回っています。普通はこの速さで回転すると、遠心力で銀河系はバラバラに飛ばされてしまいます。
しかし、銀河系は形を保ったまま高速回転している。
これは、目に見える重力源だけだと説明がつかない。それでは、目に見えない重力源がある。それをダークマターと名付けようということなんです。
こういう最新テーマを入試に出せるのは、第一線で活躍する人がいる東大ならではですね!
解いていて楽しめる入試は一つの芸術作品だと思います。今年も良い芸術作品を集めたいと思います!