幸福を手にいれるのではなく、不幸を避ける
『Think Smart』という本を読んでいます。
この本の初めに、こういう話が出てきます。
ローマ法皇がミケランジェロに「ダビデ像をどうやって作ったのですか?」と問います。
この問答の解釈は、ダビデという最高の理想像は分からないが、ダビデの理想像から程遠いものは分かる。それを排除することで、結果的に最高の理想像に近づいた、ということでしょうか。
この本で、伝えたい本質がこの問答に現れています。この考え方を「否定の道」といいます。
最善の道は分からないけれども、最悪な道、良くない道は分かる、それを否定して結果的に良い道を目指しましょうという考えですね。
この本は、普段我々が陥りがちな良くない考え方、癖を排除してよりよく生きる道を示す本です。
非常に面白く、人生の指針になる本だと思います。皆さんも是非読んでみてください。
「賢人が目指すべきは、幸福を手にいれるのではなく、不幸を避ける」アリストテレス