科学、本、映画の魅力をつぶやく ph-ガリレオ

科学、映画、本を紹介するブログです

亡くなった人の原子は循環する

池内了さんの『なぜ科学を学ぶのか』という本を読んでいます。その中に、非常に興味深い話がありました。


 人は亡くなると、火葬され灰になります。灰になった後、全ての原子が空気中に拡散するとします。その後、空気中の原子は雨に打たれやがて海に流れ込みます。その後、原子は海に十分かき混ぜられるとします。ある偉人、例えばニュートンとしましょう。ニュートンの原子が海に流れたとします。そこで問題、


 「海からコップ1200mlの水をすくうと、その中に、ニュートンの原子は何個含まれているでしょう?」という問題です。


 1.  0

 2. 10

 3.100

 4.1000

 5.1万個

 6.10万個

 7.100万個

 8.1000万個


さあどれでしょうか?




答えは、「8」です。意外じゃありませんか?

細かい計算問題の方法はまた教えたいと思います。


 この結果から、少し不気味かもしれませんが、亡くなった先人達の原子が私たちの体を作っているといってもいいのです。ニュートン、信長、ホーキング


 こういった偉人達の原子が私たちの体を形作っていると思うと何だか不思議な感じがしませんか?なぜ科学を学ぶのか (ちくまプリマー新書)

なぜ科学を学ぶのか (ちくまプリマー新書)