私たちの体重の98%は運動エネルギー
アインシュタインは一体何をした人なのでしょうか?
アインシュタインの功績の一つにE=mc2乗という式の発見があります。
この式は、質量とエネルギーが同じという式です。
??となりますよね。
具体例を挙げます。エネルギーを持っている物体はそれだけ重たくなります。走っている60kgの人は、静止している60kgの人より重たくなります。
走っている分、運動エネルギーが質量に変化しています。
伸びているバネは、自然の長さより重たくなります。
このように、エネルギーを持っている物体はそれだけ重たくなるということです。
私たちの体は、細かく見ると原子→陽子→クォークという素粒子でできています。
しかし、素粒子そのものの質量は非常に小さく、素粒子(クオーク)が光速で振動する運動エネルギーが私たちの体の質量となっています。
その割合は、体重の98%が素粒子の運動エネルギー、2%が素粒子の質量となります。
思っている以上に私たちの体はスカスカということですね。
『ニュートン2017年 8月号』
Newton(ニュートン) 2017年 08 月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ニュートン・プレス
- 発売日: 2017/06/26
- メディア: 雑誌