科学、本、映画の魅力をつぶやく ph-ガリレオ

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読みたいことを書けばいい

 毎週日曜日の番組で「林修の初耳学」というものがあります。私はこの番組が大好きで、欠かさずに見ています。番組の中で、林先生が推したい作家の本が紹介されることがあります。その中の一つを今日は紹介したいと思います。


 田中泰延さんの『読みたいことを、書けばいい』です。読んでみて、これは就職活動をする前、大学の推薦入試前に是非読んでおけばなという気持ちにさせられたからです。それだけのインパクトがありました。


 私が一番紹介したいのは、履歴書の書き方です。これは、これからの人生全てに通じると思います。


 筆者が主張しているのは、就活で聞かれるのは、「あなたは今まで何をしてきた?」「会社に入ってから何ができる?」この2点だということです。これが、自己紹介、志望動機という名前で聞かれるから分かりにくい


 大学入試の推薦入試で聞かれることもこの2つであることは間違いありません。


 筆者の履歴書の一部を紹介します。自己PR「トラックの運転手」、志望動機「御社が私を必要としているように感じたので」です。どうです?ビックリしませんか?この履歴書で筆者は就職氷河期において、電通を含む4社に内定が決まったようです。


 大企業の採用で、学歴で東大に勝てるわけがない、大量の履歴書に埋もれないようにするにはじゃあどうしたらいいか?相手が突っ込みたくなる、深堀りしてみたくなるように、書くことを意識したようです。


 最後に紹介したい言葉は「得意、不得意を知れば社会があなたを振り分ける。就活生は最低限向いている方向を見定めたら、あとは心配しないで社会の振り分け機能に身を任せる。」です。


 学部選びなどで困っているあなた、まずは自分が得意なこと「人をまとめる、細かい作業、人に説明する」、苦手なこと「人前で話しをする、計算」をしっかり把握してください。そして、得意なことを発揮できる場に自らを持っていく。せめて、不得意な方向性は避ける。そうすれば、社会はあなたを得意な方に導いてくれるということです。


読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

  • 作者:田中 泰延
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)