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カエルの雨が降る?『西洋奇譚』より


中野京子の西洋奇譚

中野京子の西洋奇譚



2009年に石川県に100匹近くのオタマジャクシが空から降ってきたニュースがありました。


実は、空から同じ種類の生物(鮭、カエル、カメなど)が降ってくることは昔からあったようなのです。


そんな話が『西洋奇譚』には紹介されています。


古い記録だと、古代ローマ時代の紀元1世紀にまでそかのぼるそう… その時にも、ミルクや血、カエルが降ってきたようです。


その後は、16世紀イタリア、17世紀イギリス、江戸時代の『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』にもその記録が残っています。


原因は今でも分かっていないようです。


仮説としては、竜巻説

同じ種類の生物ばかりが降るのはおかしい?


鳥が口にくわえたものを落とした

大量に落ちてくる説明と、その時に空に鳥は目撃されていない


など、それらしい説明はあるのですがどれも決定打に欠けるようです。


何らかの自然現象が関係しているのでしょうが、こんなことですら今だに分かっていないのは、不思議で仕方がありません。


この話に興味を持たれた方は、中野京子さんの『西洋奇譚』を是非お読みください。