今だけ、金だけ、自分だけ?
本日、ある新聞で手厳しいことが書かれていました。
感染症対策の専門家の言葉→
「過去にアフリカでエボラ出血熱やコレラが流行したとき、国際社会がいかに冷淡だったか…」「先進国で流行しない限り、製薬会社や研究者もあまり関心を持たないのです」(原文から抜粋)
確かにその通りですよね…
2014年から2016年にかけて西アフリカでエボラ出血熱が爆発的に流行(アウトブレイク)しました。
その後、コンゴでエボラの流行宣言が出された2018年8月から2020年の現在でもアウトブレイクの状態は続いています。この現状を私自身もほとんど知らずにいました。
資本主義やグローバル化は、今の私たちにとって良い面をもたらしたのも事実です。その恩恵があって、インフラや食料事情、医療がここまで発展し、高齢化が実現したわけですから…
一方で「金だけ、今だけ、自分だけ」という風潮を生んでいることもまた否めないと思います。それに加え、仕事や学問領域も細分化、グローバル化されすぎて、多くの人は今、目の前のことに追われて、他のことまで考えが及ばない、というのも一つの事実だと思います。
その現状にあって、手厳しい感染症専門家の意見でした。
今後、我々人類が住みよく、生き残っていくには何が大事でどうしていくべきなのか?という問題を今、自然界から突きつけられているのかもしれません…