一年で3000冊?!(量子力学の中級者本)
私たちが今使っているコンピュータや電子機器になくてはならない部品があります。
その部品は非常に小さく、その中を動く電子にはニュートンの発見した法則があてはまりません。そこで、新たな学問(量子力学)が必要となりました。
この量子力学は、大学で理系に進めば間違いなく皆さん学習するのですが、扱う数式が難しく、イメージしにくいんですね。
そこで、私も量子力学の勉強を途中で挫折しました…
量子力学の本は、初級と上級じゃ向けの本のレベル差が大きすぎるんです。そこで、中級レベルの本を探していました。
そこで、発見したのが2017年に刊行された『12歳の少年が書いた量子力学の教科書』です。
著者は、本のタイトルの通り当時12歳の近藤龍一さんです。一年で3000冊の本を読み、哲学、歴史、物理学などに精通しています。
中学受験が終わった12歳のときに、手書きで200日くらいでこの本を手書きで完成させています。
読んでいても、世界史の流れから物理学の発展の歴史に関連させており、少年ながら深淵な知識に驚かされます。
今時の若者は…と言う人もいますが、
私は若者を一括りにするのではなく、こういった若者がいることに「後生畏るべし」という想いを持っています。
こういった人達の活躍を見て、自分も気が引き締まる思いです。量子力学の勉強をするときに、この本のことを思い出してください。
- 作者:近藤龍一
- 発売日: 2017/07/01
- メディア: 単行本